【保存版】もしも君が「朝起きて、自分が死神じゃないこと」に絶望したら読むべき『BLEACH』の歩き方
- bookman null
- 1月23日
- 読了時間: 5分
更新日:1月26日
令和の現代、私たちはあまりにも「論理」や「正解」を求められすぎています。
コスパ、タイパ、エビデンス。そんな四字熟語に囲まれ、心がカラカラに乾いていませんか?
そんなあなたに必要なのは、サプリメントでもマインドフルネスでもありません。
**「黒衣を纏い、デカい刀を振り回し、ポエムを詠む」**という、圧倒的な非日常。そう、久保帯人先生が描く聖典『BLEACH』です。
今回は、20代の感性でこの「オサレの極致」を再解釈し、なぜ今さら、いや「今こそ」BLEACHを読むべきなのかを、霊圧高めに解説していきます。
1.僕たちは、背景(白)に恋をした。

まず、BLEACHを語る上で避けて通れないのが「画面の白さ」です。
ネットの一部では「背景描くのが面倒だったのか?」なんて不届きな声もありますが、それはナンセンス。
あれは手抜きではなく、「引き算の美学」。ハイブランドの広告を見てください。
余計な背景、ありますか? ありませんよね。
BLEACHの白い背景は、キャラの感情を際立たせるための「真空」なんです。
20代の僕たちが、インスタのフィードを整えるために必死に「余白」を作る、あの感覚の完成形が20年以上前にここにあった。
一護が絶望すれば画面は夜のように黒く塗りつぶされ、一護が覚醒すれば画面は眩いほどに白くなる。
この「色の暴力」こそが、SNSのフィルターに慣れきった僕たちの網膜に、忘れかけていた刺激をぶち込んでくれるのです。
2.そのネーミングセンス、前世でどんな徳を積んだら思いつく?
次に、この作品の核である「言葉」について。
久保先生の言語センスは、もはやノーベル文学賞とパリコレのディレクターを同時に受賞すべきレベルです。
例えば、必殺技の「卍解(ばんかい)」。
この二文字の漢字の組み合わせだけで、ご飯3杯はいけます。
さらにその先の名前を見てください。
「花天狂骨枯松心中(かてんきょうこつからまつしんじゅう)」
「観音開紅姫改メ(かんのんびらきべにひめあらため)」
……いや、カッコよすぎて震えませんか? 漢字の画数が多いほど強い、という男子の根源的な本能をこれでもかと刺激してきます。
さらに、死神は日本語(和風)、破面(アランカル)はスペイン語、滅却師(クインシー)はドイツ語という徹底した使い分け。
僕たちが「なんかスペイン語って響きがいいよね」なんて薄っぺらい感覚で生きている間に、先生はそれを「十刃(エスパーダ)」という、世界で最もクールな悪の組織のネーミングに昇華させていたのです。
この作品を読んでいると、日常の語彙力が「ヤバい」から「散れ」や「砕けろ」にシフトしていきます。
コンビニで箸を入れ忘れた店員さんに対しても、心の中で「あまり強い言葉を遣うなよ。弱く見えるぞ」と藍染惣右介風に許せるようになる。
これは実質的なアンガーマネジメントです。
3.敵キャラに「推し」しかいない問題:孤独のシェアリング

BLEACHの敵は、単なる「悪いやつ」ではありません。
彼らはみな、「何かが欠けている」。
特にアランカル編に登場する「十刃」は、それぞれが死の主宰(孤独、虚無、絶望など)を担当しています。これが現代社会を生きる20代に刺さりすぎる。
僕たちはSNSで繋がっているようでいて、実はみんな「孤独」や「承認欲求」に振り回されていますよね。
第四十刃、ウルキオラ・シファーが問うた「心とは何か」。
「胸を引き裂けばその中にあるのか? 頭蓋を砕けばその中にあるのか?」
この問いに対して、キーボードを叩く指が止まらない。
これ、深夜3時のツイキャスで誰かが語ってそうなエモさですが、それを最強の作画で見せられると、もう降伏するしかないんです。
敵対しているはずなのに、彼らの美学に触れるたびに「あれ、俺こっち側かも……」と霊圧がシンクロしてしまう。
この「孤独の共有」こそが、BLEACHという物語が単なる勧善懲悪を超えて、僕たちの魂に居座り続ける理由です。
4.ライフハック:日常で使える「BLEACH的」思考法
さて、ここで実用的なお話を。BLEACHを読むと、あなたの日常生活が劇的に変わります。
会議での沈黙: 誰かが黙り込んだら、心の中で「霊圧が……消えた?」と呟きましょう。
それだけで、気まずい空気は「緊迫した戦場」へと変わります。
残業確定の瞬間: PCの電源を入れるとき、あるいは最後のメールを送信するとき、指先に意識を集中して**「卍解」**と唱えてください。タイピング速度が3倍(当社比)になります。
嫌な上司への対策: 説教が始まったら、上司の後ろに回り込み「いつから——錯覚していた?」と呟く準備をしましょう(実際には言わないでください。クビになります)。
BLEACHを読み込むことは、現実という名の「絶望」を「ポエム」でコーティングすることに他なりません。
世界をどう見るか。それは、あなたの視界の端にどれだけ「オサレ」を忍ばせられるかにかかっているのです。
5.結論:読み終える頃には、あなたも「黒」が好きになる。
この記事を読み終えたあなたは、今すぐ書店か電子書籍サイトに走り、1巻の表紙をめくるべきです。
そこには、オレンジ色の髪をした少年が、自分の身の丈ほどもある黒い刀を背負って立っています。
BLEACHは、僕たちが大人になる過程で「恥ずかしい」と捨ててきた、尖った自意識や、無駄に長いポエムや、こだわり抜いたファッションを、「それでいいんだよ」と最強の肯定で包み込んでくれる作品です。
一護が言う「護る」という言葉の重み。
ルキアが示す「凛とした」生き様。
そして、藍染様が教えてくれる「天に立つ」という野心。
すべてを読み終えた時、あなたの日常の景色は、少しだけコントラストが強くなり、これまで以上に「エモく」見えるはずです。
[最後にあなたへのミッション」
まずは全74巻を揃えましょう。話はそれからです。
もし「多すぎる」と感じるなら、まずは「千年血戦篇」のアニメを見て、作画の暴力に圧倒されてください。



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